【いそめし流】豚肉とパクチーの太春雨 フォー風
米粉麺を食べようとしたら
台湾で買ってきた米粉麺を使い、フォーを作ろうとしたのですが、パッケージに「低GI食品」と書かれていました。
あれ?
原材料を確認したら「緑豆」と書かれていました(@_@) 英語では”Broad Beans”です。訳すとそら豆です。
???
「小寛粉」を調べると「太春雨」でした。緑豆とでんぷんから作った麺です。フォーでありませんでした。( ;´Д`)
材料をそろえてしまったので、太春雨をフォー風でいただきます。
豚肉とパクチーの太春雨 フォー風
材料(二人分)
- 太春雨(もしくは米線やフォー) 80~90g
- 豚肉薄切り 150~200g
- パクチー 一束
- (あれば)ミニトマト 少々
- レタスやもやしなど お好みで
- 白ネギの青い部分 1本
- ショウガ 2スライス
- レモン果汁
- (干しエビ)※なくても構いません
調味料
- 鶏ガラスープの素
- 塩
- ナンプラー
- ごま油
作り方
- 小さな鍋に水3カップを入れて沸かす。
- 太春雨をゆでるための大きな鍋に水を入れて沸かす。
- パクチーの葉を茎から分け、ざく切りする。
- ネギの青い部分は2つくらいに切り、ショウガは皮付きのままスライスを2枚切る。
- レタスはざく切りにする。もやしは洗っておく。
- ミニトマトは半分に切る。
- 鍋の湯が沸いたら、パクチーの根と茎とネギとショウガを入れる。
- 再び沸いたら、豚肉を入れる。
- 肉の色が変わったら鍋から取り出す。
- アクを取り、弱火にして干しエビ大さじ1を入れる。
- 3分煮たら、鍋から中身を取り出す。
- 鶏がらスープの素 大さじ 1、ナンプラー 大さじ1、ゴマ油 大さじ1を加える。
- レタスやもやしを鍋に入れる。
- 火が通ったらコショウを加え、味を調えて火を止める。
- 太春雨を鍋に入れる。
- 鍋を五徳から少し手前にずらす。
- ゆであがった太春雨を器に入れる。
- スープを器に注ぐ。
- ゆで豚肉、パクチーとミニトマトを盛り付けて、できあがり。
作り方(画像あり)
召し上がれ
お好みでレモン果汁や一味を加えて食べてください。薄味でスープも飲み干せちゃいます。パクチーの香りがたまりません。トマトもなかなか合っています。
太春雨も悪くはないですが、フォーで食べたかった。
鍋を五徳の中心から外して置くと、鍋の底の熱さが均一にならないために、対流が生まれて、鍋の中で麺がぐるぐる回ります。
アジア各国の麺について
日本では、小麦粉をこねて延ばしたり切ったりして細長くしたものを麺と呼びます。
中国では、小麦粉を練ったものを麺と言うので、いわゆる餃子の皮も麺になります。日本語の麺は、中国語では麺条といいます。「条」は「細長い」という意味です。
小麦粉が採れるのは寒い地域で、亜熱帯地域になると平地では小麦粉が採れません。
沖縄も二期作や三期作(年に米が2回も3回も作れること)が可能ですから、もちろん小麦粉が採れません。
その昔、琉球国時代は小麦が中国から献上されていたので、沖縄そばは貴族や高級役人しか口にできなかったと言われています。
明治になって内地から小麦が入るようになり、戦後はアメリカが大量の小麦を沖縄にもたらしたために、沖縄の粉もの文化が花開いたと言われています。
最近は日本でも米粉麺や米粉パスタなどがありますが、南国では小麦畑が水田になり、牛が水牛になります。
中国の南の地方では「米線(ミーシェン)」「米粉(ミーフェン、ビーフンのこと)」など、米粉の麺が一般的です。ベトナムだとフォー、タイだとセンレック等の米粉麺になります。
米と小麦以外の麺には春雨など緑豆で作った麺や、日本の蕎麦、韓国の冷麺などがあります。
冷麺は黒っぽいものは蕎麦粉から作られますが、白っぽいものはジャガイモやトウモロコシの澱粉から作られます。
数年前に五十路となったバツイチ男性です(^^;9歳のとき、昼も夜も働く母親から家事一切を任されて料理の楽しさを知りました。家庭では炊事を担当しています。このブログは妻へのレシピメモとして始めました。(もっと読む…)